2019年1月13日

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「01 DESIGN BASE」

プロジェクト名 :01 DESIGN BASE セルフリノベーション
場所      :東京都、日本
用途      :住居 兼 建築設計事務所
施工      :01 DESIGN BASE(電気、水道、ガス工事は除く)
写真      :大山 友紀 

Project title :01 DESIGN BASE Self Renovation
Location   :Tokyo,Japan
Program   :House & Architecture office
Construction:01 DESIGN BASE
Photo :Tomonori Oyama

■内装仕上
天井:塗装(グレー)
壁 :モルタル仕上(外周部)、シナ合板 素地仕上(一部 塗装)
床 :シナ合板 ブライワックス仕上(JACOBEAN)

■Interior finish
Ceiling: painted (gray)
Wall  : Mortar finish (peripheral part),
Plywood finish (partially painted)
Floor : plywood Briwax finish (JACOBEAN)

私が独立して 01 DESIGN BASE として初めて手がけた設計兼セルフリノベーションです。

建築家が図面を描いて現場を監理するという一般的な建築家の業務から枠を飛び越えて、解体から工事 (電気、ガス、水道工事は除く) までも自分自身でやることで、これからの建築家という枠だけに捕らわれない全てのジャンルに越境をしたら新しい建築の形が見えてくると思い2017年1月から挑んで今も少しずつ変化し続けるprojectです。

開業したての建築家は自分自身がデザインした家などが少ない。
そのためにどのような作風の建築家なのかを判別するのが非常に難しくなる。
そこで、セルフリノベーションの可能性を示したいと思った。
私の場合は、私自身の設計事務所にもなるため、実際にデザインした空間を直接観ていただくことができる。
また、今現在の日本ではリノベーションの仕事が増えてきているため、良いアピール の一つにもなる。
実際に工事を経験することで、施主が「セルフリノベーションや一部DIYをやりたい」などの対応やアドバイスもできる。
そうすることで、より愛着を持って手を加えながら住んでいただける空間を施主に提案できる可能性を秘めていると考えています。

これからの新しい建築家としての生き方、枠を決めないことが可能性を広げて
より面白い世界が広がると考えます。

デザインも枠に当てはめないという考え方を取り込んでおります。
築47年、約60平米ある賃貸マンションなので、もしも他の方が住むことになった場合もすぐに間取りを変えられるように、事務所スペースは床にも天井にも固定していないため取り外すことができるので空間を広げることもできるようにしている。他にも室内窓を取り外せるようにすることで夏と冬の環境に合わせて対応できるような間取りと工夫を入れ込んでいます。

また、動画で解体から工事の風景までを見ることができるようになっておりますので、もしご興味があればお時間のある時に見ていただけると嬉しいです。

解体一日目